Ⅴ.カウントの数え方・三種

 

それではもう一度。



2小節=ワントゥースリーフォーファイブシックスセブンエイト
しかし、フォーとエイトではステップを休むため、これを抜きます。(数えない)
ワントゥースリー ・ ファイブシックスセブン ・

2小節を8カウントで数えるが、4と8のカウントはステップしないので、発声しない。(暗唱しない)
サルサダンスのカウント方法で、最も一般的なやり方がこれです。

 


123・567・
ワントゥースリー ・ ファイブシックスセブン ・


まずこれを覚える。




この方法、言い換えれば
足を動かすカウントのみ声に出して数えている。 そういうことですね。
ワントゥースリー ・ ファイブシックスセブン ・
  ・  のところは一呼吸

(1カウント分=一拍)置いています。
ワントゥースリー(一呼吸)ファイブシックスセブン(一呼吸)です。



それから、もう一つ別なカウントの仕方も覚えましょう。


クイック、クイック、スロー  、クイック、クイック、 スロー 、

クイックが1拍、スローが2拍。
1拍1拍2拍、1拍1拍2拍、と
二小節を合計8拍(8カウント)で数えます。

クイック、クイック、スロー  、クイック、クイック、 スロー 、
ワン   トゥー  スリー ・ ファイブ シックス セブン ・



ですね。

4と8でステップしないと言っても、“ 体重移動は継続しています。 ”
4そして8で身体がピターッと止まる訳ではありません。流れるように動いています。
どうも4と8のタイミングでスムーズな体重移動が出来ない。もしくはピタッと止まってしまいがちな人は
Quick Quick Slow でやってみるとよいかもしれないです。



それでは、本場の数え方も覚えてしまいましょう。

UNO    DOS    TRES   ・  CINCO    SEIS    SIETE  ・
ウノ   ドス   トレス  ・ シンコ  セイス  シエテ ・
ウノ   ドス   トレース   シンコ  セイス  シエテ ・


スペイン語の歌詞に合わせ、スペイン語でカウントするやり方です。
ワントゥスリー・ファイブシックスセブン・ をスペイン語でやるだけです。
“トレース”の方は、ピタッと止まっちゃダメだよ
みたいなニュアンスが含まれていますね。


まとめてみます。

ワン   トゥー  スリー  ・ ファイブ シックス セブン  ・
クイック、クイックスロー   、  クイック、クイック、 スロー     、
ウノ   ドス   トレス  ・ シンコ  セイス  シエテ  ・
ウノ   ドス   トレース   シンコ  セイス  シエテ  ・



皆、同じタイミングを表現しています。
他にも、数え方はあるのですが以上の3つを覚えておけば
まずは完璧です。

さて、
足を動かすのはわかったが、どう(どっち方向へ)動かすのか??
はい、それは前後左右斜め、幾つかの基本パターンがあるのですが、
最も基本となる “ 前後へ動く ” ベーシックステップは
LAon1スタイルでは次のようになります。

(おっと “ LAon1 ”なんて言葉使っちゃいましたが、On1スタイルの正式名称がこれです。

“ エルエーオンワン ” と呼びます。
LAは当然、ロサンゼルスを意味するので
別名 “ ロサンゼルススタイル ” とも呼ばれますが、現状

“ On1(オンワン)” とシンプルに呼ぶことがほとんどですね。
同様にOn2スタイルの正式名称は “ NYon2 (ニューヨークオンツー)” です。
“ ニューヨークスタイル ” とも呼ばれますが、こちらも単に

“ On2(オンツー)” と呼ぶケースがほとんどでしょうか。
キューバンスタイルの場合、 これは単に

“ キューバン ” と言い表すことがほとんどかな。
この主要3つのスタイル、語って行くとかなりの量になりそうなので、
別な機会にやりたいと思います。)